添加物の神様からのお話☆後編☆

前編からのつづき)

果たして添加物は一概に“悪もの”なのか?
添加物のメリットとデメリットに関して整理しておく。

メリット・・・便利、安い、簡単、味が濃い、見た目にきれい
デメリット・・・食品添加物まみれ

添加物が世に出回りだした背景は前編の冒頭でもお伝えしたが、今この世に生きているほとんどの人がその恩恵(メリット)を受けている。

時間のない朝のコンビニのオニギリ、お昼のコンビニ弁当、安くて見た目の良い冷凍食品、仕事帰りの深夜のファーストフード、スーパーのお惣菜・・・

どれもこれも添加物だらけだが、「お腹すいた〜!」「時間がない〜〜!!」という時には必ず多くの人が利用しているのではないだろうか?

しかし、重要なことはそのメリット(便利、安い、簡単、味が濃い、見た目にきれい)だけを求めて食卓や子供のお弁当を添加物だらけにするのか、手間はかかり値段ははるけど“手作り”や“本物の食材”を使って代わりに他の無駄な時間やお金の使い方を見直すのか・・・
それは消費者自身の選択であり、食という分野だけではなく、それはもう自分の人生をどう行きたいのか?といった、“生き方の問題”であり“価値観の問題”になってくるのである。

<食品添加物の蔓延による悪影響>
メリットを並べたが、こちらはデメリット。
そして、とても深刻なデメリットである。

・化学物質としての病理学は薬害
・価値観の喪失
・思いやりの喪失
・味覚のマヒ

添加物を多く接種する食生活を送る、ということはすなわち家庭での手料理が少なくなるということを意味している。
食事とは大変Social(社会的)なものであり、人間関係を構築する際には重要なアイテムになっている。会社などでの親睦会、歓迎会という名の“飲み会”はそれにあたるだろう。
ノスタルジックな言い方になるかもしれないが、食卓とは会話がうまれるところであり家族同士の絆や人間関係が育まれるところと私は捉えている。
しかし、その食卓が冷凍食品やスーパーの総菜といったものに置き換わればどうなるだろうか?
味は単調で、塩辛く。添加物まみれ。人間の体とは賢いもので、ある程度それが与えられ続けられると、例え最初は不可解に思っていたものであったとしても、だんだんと体が適応してゆく。これが、味覚のマヒということである。

手料理を作る訳でもないので、母から娘へ伝える味なんかもなくなる。「こういう味付けはどうかな?おばあちゃんには辛いかな?塩っぱいかな?甘いかな?」といった他を気遣う想像力も、「こういった味が足りないから、これを入れてみたらどうだろう?」という独創性もなくなるだろう。
そういった人間の持つ独特の想像力や創造力というのは、やはり自らの経験からくるのである。
出来合いのものを食べているだけならば、出来合いの味や創造性を超えることは難しいのである。

また、添加物まみれのものに対しても「なーんともなくなってくる」、これが価値観の喪失。
高濃度の化学物質(添加物)に侵されている体は神経にも影響する。価値観がずれるため、当然自分以外のものに対する気遣いや心を配ることなどにも支障が出てくる。人として大事な、思いやりの心の喪失にもつながる。
豚に賞味期限が過ぎた廃棄のコンビニ弁当やスーパーの総菜を餌として母豚に与えたところ、ほとんどの子豚はまともに産まれなかった、という。こんなものを人間のからだに入れていたらどうだろうか?添加物はすでに“薬害”のレベルにまで来ているのである!

<清涼飲料水は毒の水である>
では、最後に清涼飲料水(無果汁)の作り方をご紹介しておきます。

・ブドウ糖果糖液糖・・・甘み。コスト削減。トウモロコシでんぷんからブドウ糖を抽出。酵素反応で果糖にかわる。
・炭酸水
・クエン酸・・・酸味
・アスコルビン酸(ビタミンC)・・・酸味。退色防止としても使われる。レモン50個分のビタミンCとかの謳い文句の元
・黄色4号・・・原料は石油
・コチニール色素・・・カイガラムシの死骸。天然着色料
・青色1号+黄色4号・・・合成着色料
(号がついているのは、石油系。)

ここまでが清涼飲料水のベースになり、⬇️の香料で風味や色付けが行われる。
・レモン香料
・オレンジ香料
・メロン香料

また、人工甘味料であるサッカリンを使うと、ノンカロリー飲料の出来上がりである。(現在はサッカリンは安全性の問題からスクラロースなどに変えられている場合が多いが、歯磨き粉などにはまだ使われている可能性があるため、要注意!)

以上が私が視聴した安部氏の番組の内容をまとめたものです。

食品添加物のメリットをとるのも、デメリットをとるのも、本当に自分次第!!
自分が自分の人生をどう生きたいか?!その一言にかかっています。

添加物を体にいれなくても、手間がかからず美味しいものは見渡せばたっくさんあります!!
自分の頭を、そして視野を広げてみてください。
病院通いにお金を使うのか?
それとも美味しく健康な人生を送るのにお金を使うのか?

一度ご自身に問いかける良い機会かも知れませんね。

では最後に、私がYoutubeで視聴した安部氏が出演した番組を⬇️でご紹介しておきます!

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2 comments

  • 通りすがりの者

    何処かのリンクを辿って来た者です。興味深いお話ありがとうございます。

    現在アメリカ在住中です。こちらでは『UMAMI』がブームになっており、甘味、酸味、塩味、苦味の4つの味覚しか知らないアメリカ人にとって日本発祥の5つ目の味覚である『うま味』が注目されています。うま味のルーツをたどるとグルタミン酸モノナトリウム塩に繋がります。すなわちMSGです。『うま味=MSG』と言っても過言では無いと思います。
    『MSG=Bad』と言うのは昔からアメリカ人の中でも認識されています。そして今は『UMAMI=Good』と言う認識が広がってます。興味深いのはほとんどの人が『MSG=UMAMI』と言うことを知らないことです。

    下記に幾つか興味深いリンクを添付します。お時間があれば目を通して頂ければと思います。MSGに関するもう一つの観点が掴めるかと思います。どんな話にも二つの側面があると言われてます。MSGは実は日本が誇るべき発明なのかも知れません。私は日本人としてそう考えたいと思っています。

    http://www.businessinsider.com/is-msg-sodium-in-chinese-food-safe-to-eat-2014-8
    http://www.foxnews.com/leisure/2014/10/06/msg-may-not-be-so-bad-for-restaurants-now-putting-it-on-diner-tables/
    http://www.smithsonianmag.com/arts-culture/its-the-umami-stupid-why-the-truth-about-msg-is-so-easy-to-swallow-180947626/?no-ist

    • 貴重なコメントいただき、ありがとうございました。

      物事には二面性がある。
      大変重要な視点だと思います。

      ただしMSGに限っていうと、大企業や多くの食品メーカーがこぞってそれを使用する中、その使用や製品自体に疑問を持つことこそが「第二の視点」と呼んで良いのではなかろうか?というのを感覚としては持っております。

      また貴重な情報もありがとうございました。
      全て目を通させていただきました。
      MSGの負の作用について科学的な因果関係が証明されていないことに驚きましたが、以下のTED TalkのYoutubeもご参考いただけますでしょうか?

      http://youtu.be/iL4SD5f2toQ

      またこのことについてはブログでもアップデートしたいと思います。
      貴重なご意見、ありがとうございました。

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