酵素の真実!実はタンパク源?!
「私たちが食べた時に消化を助けてくれるのが酵素です。酵素は熱を通すと死んでしまいます。酵素を摂るためには、生の野菜を摂りましょう!」
これは、ローフード愛好家達だけでなく酵素について聞いたことがある人の間ではよく聞く言葉だと思います。
しかし、“酵素”って栄養素的に分解してみたら何なの??ということは考えたことありますか?
日本ではあまり話題にされていませんが、世界のRawfooder(ローフードを食べる人たち)たちの間では、野菜からの「いわゆる“酵素”の働きと呼ばれるものは体にとって、何の意味もない。」ということが常識になってきています。
「えーー?!!」
聞いてる話と違うじゃ〜〜ん!!と、
私も最初聞いた時には目が点になったのですが、植物(野菜)は消化を助けるための酵素は有していません。
むしろ、植物は食べられたくない!というのが本音で(笑)自分たちを守るために私たち(敵)にとってアルカロイドという有害な毒まで持っています。
植物(野菜)に消化酵素がないという一番の理由は、植物達自体にそもそも“消化機能”がないからということなのです。
光合成により自ら栄養素を作り出すことができる植物には、消化器官はありません。したがって、消化を助ける機能を持っている方が不自然で非効率であり、理にかなわないということなのです。
では、酵素は私たちの体にとってどんな役割をしてくれるのでしょうか?
発表します。
酵素の大切な役割とは、私たちの体にアミノ酸を与えてくれるということなのです!!!
(MSGが元の調味料のアミノ酸と一緒にしないでね!!)
とどのつまり、野菜に含まれる酵素とはたんぱく質ということなのです!!
生の野菜を体に入れると、それらの食べ物は口で噛み砕かれ、食道を通り胃へ送られます。胃からは強烈な塩酸である胃酸が放出されており、全ての食べ物をぐちゃぐちゃに溶かして消化しやすい形にします。その時、酵素も塩酸により分解されます。
そう、塩酸がまるで加熱したように野菜の酵素を変性させてしまうんです。
そして最終的にアミノ酸という形になり体に栄養素として吸収されて行く、ということです。
つまり野菜を食べる理由としては、「消化酵素が豊富だから!」ではなく、「酵素は私たちにたんぱく質の源であるアミノ酸をいっぱい与えてくれるから!!」が正確だ、ということなのです。
これで「なぜ野菜にはたんぱく質が豊富に含まれているのか?」疑問が解けましたね!!
「お肉やお魚食べないで、どうやってたんぱく質とってるの??」という疑問の答えにもなったのではないでしょうか?
また、胃酸にて変性されてしまう酵素は加熱処理でも同じように変性されます。つまり、「酵素を多く摂りたいから生の野菜を!!」という理論に無理が生じる訳です。
よく、ローフードを実践する人は「加熱食は毒だ」とまでは行かなくても、加熱食を食べることにどうしても抵抗感や罪悪感を持ってしまう・・・という悩みを耳にすることがあるのですが、酵素は結局胃で加熱した状態になる訳ですから(笑)全然罪悪感を持つ必要なんてないのです!
そんなことを思い悩みながら食べる方が不健康ですし、加熱食を食べたければ美味しく食べれば良いのです!!
但し、High Carb, Low Fat 低脂肪でプラントベースということは忘れずに♡
(また、人類学的に見たところ、必ずしもローフードだけで構成される食事が人類に適しているかは疑問の余地がある、というところもあります。また、これは別の記事にまとめます。)
ですので、生の野菜の利点は「アミノ酸・食物繊維・ビタミン類・ミネラル・その他多くのファイトケミカル・マイクロ栄養素など」を体に与えてくれるものということです!
このお話は、アメリカでローフードアスリートとして有名なTim Van Ordenさんからシェアさせていただきました。
(TimさんはアメリカのU.S.トレイルランニングチャンピオン10冠を達成し、米国陸連のU.S.ランナー・オブ・ジ・イヤーに4回選出されている経歴の持ち主です。)
是非⬇️の動画もご覧になり、酵素への理解を深くしていただければと思います☆
読んでいただき、ありがとうございました☆
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