添加物の神様からのお話☆前編☆
ご存知の方も多いでしょう。
元添加物を売り歩く敏腕セールスマンで“添加物の神様”とまで呼ばれた安部司(あべつかさ)氏。
(詳しい経歴などは、⬇️安部司氏著書を読んでください。)
ヨーロッパに移住してきて更に確信を強めていることは、
日本は食品添加物の表示が甘い、そして、自然の原材料から作られている加工食品の選択肢がすくない、ということ!
また、「味の素」のお膝元でもある日本は、加工品のほとんどどんなものでも
“調味料(アミノ酸)”と表示された「グルタミン酸ナトリウム」(MSG)が入っている。
すごく、見覚えある表示でしょ??(笑)
グルタミン酸ナトリウム。
通称“MSG”と呼ばれる添加物は脳の神経系に作用し、中毒性を引き起こします。
つまり、「これがないと物足りない」「満足できない」状態になるということです。アルコール中毒や、カフェイン中毒、ニコチン中毒とかと一緒。
そして、体のいろんなものをゆっくりと、徐々に徐々に蝕んで行きます。
そう、ソフトキリング(soft killing)です。
自閉症や神経系に関わる病気もMSGが原因の一つとも言われています。
では、なぜ企業はそんな危険なものを食品に入れるのでしょうか??
また社会はそれを野放しにするのでしょうか??
ちょっとシュミレーションしてみました。
[シナリオ1]
一度中毒にしてしまえば消費者はその商品を購入する➡️そうすると企業は儲かる➡️更にMSG投入商品を増やす➡️更に消費者の口に入るようになり、原因不明や治癒困難の病気や精神病が増える➡️医者に行く➡️そうすると医者も製薬会社も儲かる・・・
[シナリオ2]
消費者は中毒性のない(MSGが入っていない)商品を物足りないと言って買わなくなる➡️昔ながらの製法で作っている企業がつぶれる➡️世の中の商品がMSG混入のものしか売っていないようになる➡️選択肢がなくなり(少なくなり)消費者は“それ”しか買えなくなる➡️大企業が益々儲かる・・・
MSG中毒になると、ほんまどっちのシナリオも怖いですね〜〜〜!!!
こうやってみると、気をつけていないと消費者はどんどん食い物にされて行きますね〜。いやはや。。
まさか、まさか、パンダのデザインがかわいい“味○素”とか、
樹木希林のほっこりするCMの“ほ○だし”とか使ってませんよね??
ちゃんと、昆布と椎茸からだし、とってますよね???!!
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では、そういった添加物を売り歩いてトップセールスマンだった安部氏が出演したTV番組を先日拝見したので、情報をまとめておきます。
<食品添加物が使われだした背景>
家庭のお母さん達がパートに出だした昭和55年頃。
便利で簡単なものが求められ、「賞味期限が長く、調理済み」の食品がどんどんと世に出だした。
有吉佐和子著『複合汚染』でも食品添加物の問題は描かれ話題になったが、
昭和55年以前に比べると、食品添加物が使われる範囲(食べ物の種類)が以後に比べると格段に増えたということだ。
つまり、うどんのコシも、かまぼこも、ミートボールも、スーパーのお惣菜にも、
「安くて、簡単、便利」という3大コンセプトの元、大量の食品添加物が使われている。また、食品添加物は約1300種類ある。
<企業の多店舗展開>
多店舗展開をしたいとき、「省力化、均一化」に対して食品添加物が一役かった。
高度成長期の加工食品業界の”経営の合理化”に貢献した、というかたちだ。
また、原材料の表示義務が当時は緩かったため、何十種類もの化学物質を使っているにもかかわらず、原材料表示としては「合成保存料」「合成着色料」のみだった。
<食品添加物の悪の相互作用事件>
2006年には「アスコルビン酸」と「安息香酸」の2つの食品添加物を同時に使用した清涼飲料水から発がん物質ベンゼンが発生していたのが分かり、販売禁止になった。
しかし、販売禁止になる背景も「法的な禁止は来年からだから、もう製造している分や購入している添加物も黙って売ってしまおう。」という利益優先の企業側の姿勢。
<粉から作る1分クッキング〜インスタントラーメンのスープ編〜>
⬇️、レシピです。(笑)
[ベース]
・食塩
・グルタミン酸ナトリウム
・リポヌクレオチドナトリウム・・・グルタミン酸ナトリウムなどのアミノ酸系調味料と併用して、いろいろな食品にうま味を付ける目的で使用されている。
・コハク酸二ナトリウム・・・特有のうま味を活用した調味の目的での使用が多く、魚肉練り製品、佃煮、貝の缶詰やソースなどの味の改善に使用されている。
・動物性たんぱく加水分解物・・・動物由来のタンパク質を塩酸を使って加水分解する。味にコクを出す。
・植物性たんぱく加水分解物・・・植物由来のタンパク質を塩酸を使って加水分解する。味にコクを出す。
・ポークエキス
・チキンエキス
・野菜エキス
・粉末しょうゆ
・ジンジャーパウダー
・ガーリックパウダー
・ホワイトペッパー
・オニオンパウダー
・乾燥ねぎ
・ごま
・甘草エキス・・・口当たりまろやかになる
・増粘多糖類・・・とろみづけ
・リンゴ酸・・・後味をさっぱり
・スキムミルク
どうですか?!!この添加物の量!!!
グラム数は書いていないのですが、驚くほどの量の食塩が使われています!!!
しかし食塩だけ溶かした状態だったら塩辛すぎて飲めないものも、
他の粉たちと混ぜ合わすと、不思議なことに?!飲めるようになるんですよ〜。
よくお昼とか
「カップラーメンだけで済ませちゃったー」
とか言う人いるけど、頭も体もおかしくなります!
こんなものを食べていて、おかしくなるのが当たり前。
ならない方が逆におかしい!!
「老舗のラーメン屋でしか食べないから」という人も、多店舗展開、省力化により添加物は使われている可能性は高いです。
<キャリーオーバーという落とし穴>
キャリーオーバーとは、
「加工食品の副材料に含まれていて、最終製品では効果が発揮されないものは原材料の表示が免除される。」というもの。
例えば、せんべいに含まれる醤油の原材料は表示義務がなかったりするが、
しかし、コストを落とすために本来の醤油の製法で作られていない醤油がある。
弁当の煮物に使われている醤油や弁当に添えられている醤油などがそれにあたる。
“こいくちしょうゆ(混合)”と表示され、粉から作られている。
スーパーの寿司コーナーに常備されている小さいパックの醤油とか、絶対これですよね!!
<「添加物」とは、“台所にない”もの!!>
安部氏は誰にでも理解してもらうために、「添加物って何ですか??」と聞かれた際は、
『台所にないものですよ!』
と、答えるようにしているそうです。
日本料理って、さ・し・す・せ・そ、でも代表されるように、
砂糖・鹽(塩)・酢・醤油・味噌があれば、ほとんどできてしまいますよね??
そこに、アミノ酸やら動物性たんぱく加水分解物やらリポヌクレオチドナトリウムやら、いらんでしょー!!!
絶対にいらん!!!(笑)
科学の実験じゃあるまいし。
子供「お母さん、今日のご飯はー??」
母「季節野菜のグルタミン酸ナトリウム和えよ〜。増粘多糖類も入れたから、とろみがあって美味しいわよ〜」
って、言わへんでしょ??!!(^_^;)
だからです。
(後編につづく・・・)